患者さまの権利
私たちは、患者さま及びご家族の方々と相互の信頼関係に基づき、患者さまの権利を尊重します。また、より良い医療を実践するために、患者さまの責務についてご理解をお願いいたします。
- 人格を尊重され、安全で適切な医療を継続的に受ける権利
- 検査・治療・経過の説明を受け、選択・拒否する権利
- 診断や治療の内容について、他の医師の意見を聞く権利
- 診療録の開示を求める権利
- プライバシーを保護される権利
患者さまの責務
これらの責務は、患者自身が自己の健康に対して積極的に関与し、より良い医療を受けるための基本的な行動となります。
- 情報の提供:医師や医療スタッフに対して、自身の健康状態、症状、現在服薬している薬、過去の病歴、アレルギーなどの情報を正確に提供してください
- 治療計画の理解と参加:患者自身の病状や治療計画をご理解いただき、疑問や不安があれば医師や看護師、医療スタッフに質問してください
また、治療計画に積極的に参加してください
- 医療指導の遵守:医師の指導やアドバイスを遵守し、処方された薬は指示通りに服用してください
- 予約の遵守:予約時間を守り、キャンセルや変更が必要な場合はできるだけ早く連絡してください
- マナーと礼儀:病院内では、他の患者や医療スタッフに対する配慮とマナーを守り、静かな環境を保つようにしてください
- 費用の支払い:治療費用は速やかにお支払い下さい
- 個人情報の保護:患者自身の個人情報を適切に管理し、他の患者のプライバシーや個人情報を尊重してください
当院で治療を受けられるみなさまへ
以下のような行為はペイシェントハラスメント(以下「ペイハラ」)に該当しますのでご注意下さい。
◇当院で治療を受けられるみなさまへ
江南病院(以下「当院」といいます)は、患者・家族に対して真摯に対応し、信頼や期待に応えて、より良い医療サービスの提供を心がけています。
しかし、ごく一部の診療を受ける患者・家族、その関係者から、常識の範囲を超えた要求や当院の職員や他の患者・家族の人格を否定する言動・暴力・セクハラ等、その尊厳を傷つけるものもあり、これらの行為は職場環境や診療環境の悪化を招いており重大な問題となっています(これらの患者・家族の言動をペイハラといいます)。
当院は、ペイハラを放置せず、職員のみならず、他の患者・家族や人権を尊重し擁護するため、これらの迷惑行為等に対して、毅然とした態度で対応していきます。
※迷惑行為により診療をお断りする場合があります。
◇以下のような行為はペイハラに該当しますのでご注意下さい
カスタマーハラスメント対策企業マニュアル(カスタマーハラスメント対策企業マニュアル作成企業検討委員会、厚生労働省)では、以下のとおりに定義されています。
カスハラ、ペイハラとは、顧客等(患者・家族)からのクレーム・言動のうち、
1.当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、
2.当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、
当該手段・態様により、労働者(病院職員)の就業環境が害されるもの(をいう。)
・患者・家族からの要求の内容が妥当性を欠く場合
病院の提供する医療サービスに過誤(ミス)・過失が認められない場合
要求の内容が、病院が提供する医療サービスの内容とは関係がない場合
・要求内容の妥当性にかかわらず不相当とされる可能性が高いもの
身体的な攻撃(暴行、障害)
精神的な攻撃(脅迫、中傷、名誉棄損、侮辱、暴言)
威圧的な言動
土下座の要求
継続的な(繰り返される)、執拗な(しつこい)言動
拘束的な行動(不退去、居座り、監禁、長時間の電話や対応)
差別的な言動
性的な言動
職員個人への攻撃、要求
・要求内容の妥当性に照らして不相当とされる場合があるもの
交通費の請求や診療費の不払い要求
金銭保証の要求
謝罪の要求(土下座を除く)